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2011.4.25

まず、この大震災において被災された皆様にお見舞い申し上げます。
大震災が起き、茨城県は被災地となり、幸いにして自分が生活している地域は大きな被害がありませんでした。そこで何かできないかと考えていたところに茨城県薬剤師会より災害ボランティアの募集が届き、応募致しました。
活動先は福島県いわき市。そこには茨城県薬剤師会のみならず、愛知県薬剤師会、千葉県薬剤師会、神奈川や栃木・新潟からと至る地域から薬剤師が集結。医師会においても福岡県医師会、山梨県医師会、富山県医師会などなどたくさんの地域から集まっていました。
そこでの活動は医療チームが組まれ、各避難所を巡回し、医療支援を行うこと。薬剤師が行ったことは医師から指示された処方を調剤し、服薬指導を行います。かご2~3個に医療用医薬品の他、OTC・サポーターなどできる限りのものを入れ、持ち運びます。ない場合もあるため医師に代替薬の提案を行うことも、翌日までに手配することもありました。
最初は自分でできるのか不安がありましたが遠い地域からの支援、一丸となって支援する姿勢に感銘し、4月上旬・5月上旬とできる限り積極的に参加しました。この経験を活かし、スキルアップを目指したいと感じました。
(みずき野店 海老原)

活動拠点となる医師会館にあった医薬品。これらを薬効別に小さな袋に必要な分だけ持ち出す。

避難所巡回時に持参する品々。医薬品の他、調剤で必要な道具。別のかごにはOTCなども。

 

2011.4.25

4/23~25日茨城県薬剤師会の募集した「平成23年東北地方太平洋沖地震における薬剤師災害ボランティア」に参加してきました。
当初 3日間活動するつもりで行ったのですが、4/24(日)は人数調整のためお休みすることになったので、会津若松まで足を延ばし 鶴ヶ城の満開の桜を見ることができました。(写真は 三春の滝桜です。)
4/23(土)・25(月)はJMAT-福岡チーム(医師2人・看護師2人・事務1人)と一緒に8 時30分いわき市医師会館を出発し、いわき市 近郊の避難所7ヶ所を巡 回し、持参薬の確認・調剤・服薬指導を行いました。 3時過ぎに医師会館に帰ってからは薬品の補充・報告書の作成をし、5時から全体の活動報告・引き継ぎのミーティングに参加しました。
地域の医療機関は稼働していたので、風邪の初期症状、肩や腰の痛みなどに対し2~3日分の薬を出したり、移動手段のない年配の方 に降圧剤や頻尿治療剤の服薬指導を行いました。
限られた種類の薬の中から何を選択して持っていくか、持っていった薬の中で医師の処方意図に一番近い薬はどれか?いつもの業務 では経験できない体験でした。コミュニケーシ ョンの大切さを実感し、もっと勉強しなくてはと痛感しました。
(すみれ調剤薬局 橋本)